アプリの種類の選択
アプリの種類の選択
選択するBoxアプリケーションの種類は、プロジェクトのユースケースによって異なります。以下に、各種の概要を示します。
カスタムアプリ
Box Platformを使用する非常に柔軟な方法は、間違いなくカスタムアプリ統合です。カスタムアプリはさまざまな認証方式をサポートするほか、ダウンロード、アップロード、表示、検索などの操作を可能にします。
カスタムアプリケーションは、通常、カスタムインターフェイス内でBox機能をユーザーに表示します。Boxでは、閲覧、検索、表示などのカスタマイズ可能な機能にUI Elementsと呼ばれるあらかじめ作成されたユーザーインターフェイスが用意されています。また、独自のユーザーインターフェイスを作成することもできます。
アプリのユースケース
以下は、カスタムアプリのユースケースの例です。
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アプリケーション内のファイル保存場所。これにより、エンドユーザーが自分と共有されているファイルにアクセスできると同時に、従業員にもBoxウェブアプリを介して同じファイルへのアクセス権限が提供されます。
この一例として、ファイナンシャルアドバイザーは、独自に構築したアプリケーション内で閲覧またはコメントが可能な取引明細書や投資目論見書を投資家と共有します。
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アプリケーションのファイルアップロード機能。これにより、エンドユーザーは、独自に構築したアプリケーション内からBoxにファイルの送信とアップロードを行い、Boxウェブアプリを使用してビジネスプロセスを開始できます。
この一例として、候補者が採用ポータルに送信した経歴書のPDFは、審査のため適切な従業員に転送されます。
カスタムスキル
認証方式 | スキルイベントにおけるアクセストークン |
機能 | 制限されたAPIアクセス |
カスタムスキル(Box Skill)とは、Boxにアップロードされたファイルに対してカスタマイズした処理を実行する一種のアプリケーションです。スキルは、サードパーティの機械学習サービスを使用して、Boxにアップロードされたファイルから情報を自動的に抽出できるようにすることを目的としています。
Box Skillsは、Box管理者がフォルダに対して有効にする必要があります。そうすると、ファイルがフォルダにアップロードされるたびに、イベントがSkillのアプリケーションサーバーに送信されます。その後、このアプリケーションはファイルをダウンロードするか、調査するか、機械学習サービスに渡し、効果的なメタデータをファイルに書き込むことができます。
Box Skillsの操作は、各スキルイベントに事前承認済みのAPI資格情報を提供することによって簡素化されます。ただし、このような理由により、Box SkillsでのAPIアクセスは、主にファイルの読み取りとファイルへのメタデータの書き込みに制限されます。
スキルのユースケース
以下は、カスタムスキルのユースケースの例です。
- 画像からナンバープレートの詳細を自動的に抽出し、その詳細をキーワードとしてファイルに書き込むプロセス
- 動画内で顔を自動的に検出し、検出した顔が表示された時点のタイムスタンプをタイムラインとしてファイルに書き込むプロセス
- 動画ファイルから音声を抽出し、音声の書き起こしをそのファイルに書き込むプロセス
企業統合
企業統合はカスタムアプリに似ていますが、OAuth 2.0およびJWT認証に限定されています。そのため、カスタムアプリケーションを使用し、構成することをお勧めします。
パートナーの統合
認証方式 | アプリトークン認証 |
機能 | 制限されたAPIアクセス |
パートナーの統合はカスタムアプリに似ていますが、アプリトークン認証に限定されています。そのため、アプリトークン認証でカスタムアプリケーションを使用し、構成することをお勧めします。