TLS 1.1のサポート終了に伴う移行
TLS 1.1のサポート終了に伴う移行
概要
APIとBox間の通信を安全に保つために、2020年3月31日以降は、Transport Layer Security (TLS) 1.1暗号化プロトコルに依存する製品とサービスのサポートを停止します。
一般的なテストの手順
TLS 1.1のサポート停止後もアプリケーションが機能することを確認できるように、新しいベースURL https://api-test.box.com/2.0/
が用意されました。これを使用して任意のBox APIエンドポイントをテストすることで、アプリケーションがTLS 1.2以上をサポートしているかどうかを確認できます。このテストエンドポイントは、TLS 1.1で作成されたリクエストを拒否します。
テストエンドポイントに対してAPI呼び出しを実行して接続拒否エラーが返された場合は、TLS 1.2以上をサポートするよう環境をアップグレードする必要があります。テストエンドポイントに対してAPI呼び出しを実行し、成功の応答が返された場合、その環境でTLS 1.2以上がサポートされているため、対策は不要です。
言語別のテストおよびアップグレードの手順
.NET
テスト(.Net)
.NET SDK 3.8.0以上
BoxConfig config = new BoxConfig(/* config parameters */);
config.BoxApiUri = new System.Uri("https://api-test.box.com/2.0/");
アップグレード(.Net)
- .NET Framework 4.6にアップグレードします。または、.NET Framework 4.5にアップグレードし、アプリケーションに以下の行を加えます。
//Make sure this line is globally scoped in your application.
ServicePointManager.SecurityProtocol = SecurityProtocolType.Tls12
- Box .NETまたは.NET Core SDKを使用している場合は、バージョン3.5.2以上にアップグレードします。
Java
テスト(Java)
BoxAPIConnection api = new BoxAPIConnection(/* connection parameters */);
api.setBaseURL("https://api-test.box.com/2.0/");
アップグレード(Java)
- Java Runtime Environment 1.8以上にアップグレードします。
- Box Java SDK 2.14.1以上にアップグレードします。
Node
Nodeの公式ビルドを使用している場合、影響はありません。
テスト(Node)
var BoxSDK = require('box-node-sdk');
var sdk = new BoxSDK({
/* Other configuration parameters */
apiRootURL: 'https://api-test.box.com'
});
Ruby
アップグレード(Ruby)
Ruby 2.0.0以上およびOpenSSL 1.0.1以上にアップグレードします。
Python
アップグレード(Python)
- Python 2.7.9以上を使用している場合、デフォルトでTLS 1.2以上と互換性があります。
- Python 2.7.8以下を使用している場合、Python 2.7.9以上に更新する必要があります。
Android
アップグレード(Android)
Androidフレームワークのバージョン5.0以上(APIレベル20以上)にアップグレードします。